ROBO-SOCCER とは

 "ROBO-SOCCER"とは,2足歩行ロボットによるサッカー競技のことです.ここで使用される2足歩行ロボットは, 企業や研究所,大学等で行われている大型で非常に高価なものではなく,個人が入手可能なホビーロボットと呼ばれる, 身長約30cmから40cm程度の小型のロボットです.もちろん,ユーザーが自分自身で設計して部品を加工,組み立てて作る 場合もありますが,現在では,複数のメーカーから”キットロボット”として販売されています. ROBO-SOCCERでは,1からユーザーが作り上げたロボットのユーザーも,キットロボットとして販売されているロボットのユーザーも, 同じように楽しめる競技の1つとしてサッカーを採用し,競技会として開催しております.

なぜサッカーなのか

 競技会を開催する上で,一番重要なものの1つにルールがあります.新しい競技を行おうとすると,まずそのルール作りから行わなければいけません. また,参加者だけでなく,見ている観客も楽しめるものにするためには,できるだけ分かりやすいルールが求められます. ROBO-SOCCER事務局が所属するNPO法人浜松ものづくり工房は,科学技術の振興とものづくりの楽しさを伝えることを目的としています. つまり,子供からお年寄りまで,できるだけ多くの方が,見ていて楽しめる,そして参加していても楽しめる競技会にしなければなりません.
 一方,サッカーというものは,世界で最も普及しているスポーツの1つで,競技も非常にシンプルです(細かいルールを除けばですが). 現在のホビーロボットは,年々急速に性能は上がってきていますが,とは言っても人間のように機敏に細かい動きができるわけではありません. しかしサッカーであれば,”走る(歩く)”ことと”ボールを蹴る”ことができれば,サッカーはできます.
 したがってサッカーという競技は,現在のロボットの性能を考慮しつつ,見る側も参加する側も分かりやすいルールで楽しめる, 非常に有効な競技の1つだと考え採用しています.

ROBO-SOCCER OFFICIAL Web-Site



Copyright (C) ROBO-SOCCER Organization All Rights Reserved.
inserted by FC2 system